新築に太陽光発電は検討していますか?
電気代の高騰で太陽光発電の重要性も高まっています。そして2030年には義務化に向けて政府は動いてます。
という事は新築においては当たり前に太陽光を付ける時代がもうまもなく到来します。
ただ付けるだけでなくしっかりとメリット、デメリット(メンテナンス)も知識として覚えておいたほうが良いでしょう。
太陽光発電の一番のメリットは電気代削減や売電によって経済的なメリットが得られることです。
ただし、注意していただきたいのが
住宅用太陽光発電の売電価格は、制度開始直後の2012年は42円/kWhでしたが、2024年は16円/kWhにまで下落しています。
売電価格
2020年度 21円/kWh
2021年度 19円/kWh
2022年度 17円/kWh
2023年度 16円/kWh
2024年度 16円/kWh
『設置後の売電価格は10年間保証されます!価格変更はありません!』
2024年度に設置した場合は、2034年度まで10年間は買取価格は16円/kWhとなり、買取価格が16円/kWh未満に下落する事はありません。
※表示価格は10%の消費税が含まれています。
しかし、今後も売電価格は下がり続ける可能性が高く、下落幅が1円~2円程度になるおそれもありますが、2023年から卸電力市場が高騰しているため、2024年以降は売電単価が維持させる可能性も否定できません。
したがって、売電価格だけに着目すると「売電によって得られる利益が少なくなる」と思ってしまう人もいるかもしれません。
しかし、売電価格は設置費用を回収できる範囲で毎年見直されるものであり、
売電価格が下がっているということは、設置費用も下がっていることも意味します。
昨今は電気代が高騰していることから、売電せずに電気を自家消費する家庭が増えています。実際にパネルの容量によっては電気代をほとんど削減することも可能です。
一方でデメリットとしては、設置の初期投資費用が高額であることが挙げられます。
太陽光発電だけだと以前より安価になってきましたが、蓄電池設備機器を導入しますとまだまだ価格が高くなっています。
蓄電池を導入するには補助金を使っても100万円以上の費用がかかることが多いです。しかも蓄電池は10年~15年ほどで寿命を迎えます。
そうすると、100万円の蓄電池を10年使った場合は、1年あたり10万円、1ヶ月あたり8500円ほどの費用がかかる計算となりますが、1ヶ月の電気代が減るのは蓄電池を単体設置した場合はせいぜい2000円~3000円程度。
15年使えたとしても1ヶ月当たり5,500円ほどの費用がかかるので、蓄電池を導入した時の費用の方が高くなり、初期費用を回収するのは難しいかもしれません。
ただし、各ご家庭の電気消費量を鑑みて蓄電池を賢く使うことによって元が取れる可能性は大いにあります。
環境のため、災害の非常用に備えるための設備機器として計画されるのが良いかもしれません。