お子様がいる家づくり
家を建てようかと考えている方の家族構成や時期は様々です。
子供ができる前に建てようか?
子供ができてから建てようか?
小学校入学前までに建てようか?
その他タイミングや決めるまでの過程は人それぞれでしょう。
特に設計を考えていく上ではお子様がいる或いは将来考えている方に
は気を付けておく点がいくつかありますので紹介したいと思います。
お子様が小さなときは、家の中でも事故は起こり得ます。
今回は部屋ごとにお子様にとって危険な個所と対処法をお伝えします。
<リビング>
・ブラインドの紐などに首が引っ掛かった
⇒紐を子供の手が届かない位置でまとめておく
・テレビのコードの足を引っ掛けて倒してしまった
⇒コードを、床を這わせる場合はコードカバーを用いる
・コンセントに針金やヘアピンを差し込んだ
⇒コンセントにコンセントカバーを取り付けておく
・テーブルの上の薬や飲み残しのアルコールを、
お菓子やジュースと勘違いして飲んでしまった
⇒子供にとって危険なものは、子供の手の届く場所に置いておかない
<ダイニング・キッチン>
・テーブルなど家具の角にぶつかった
⇒角をコーナーガードやクッションで覆っておく
・椅子から転落した
⇒ベビーチェアはベルト付きのものを使用する
・鼻や耳の穴にビー玉やボタン電池を詰めてしまった
⇒細かなものは鼻や耳に入らないサイズのケースに入れ、
子供の手の届かない場所にしまっておく
・炊飯器のスチームでやけどした
⇒キッチンには危険なものが多いので、
キッチンスペースに仕切りを作り子供が入れないようにしておく
<玄関・廊下・階段など>
・玄関のドアに指を挟んだ
⇒玄関ドアは重いため、切断されてしまうケースもあるので、
子供が不用意に開けないよう特に注意
・戸のノブに服のフードやストラップが引っ掛かった
⇒紐などの引っ掛かりにくいノブにする
・歯ブラシや箸などを加えたまま転び、のどに刺さった
⇒親の注意+床に段差を作らない
・階段から転落した
⇒階段に滑り止めや、階段出入り口にベビーゲートを設置する
・引き出しで指を挟んだ
⇒子供が勝手に開け閉めできないよう、鍵をつける
<浴室・洗面脱衣所>
・湯船で溺れた
⇒3~4歳の幼児でも水深20cm程度で溺れてしまうことも、
保護者が洗髪で目を離すときなどは湯船から上げておく
・湯船に頭から落ちた
⇒どうしても目が離れる時はイスに座らせておく
・滑って転倒した
⇒浴室の床をクッション性のものにする
・洗濯機を覗き込んでいて、頭から落ちた(特に縦型)
⇒簡単にフタ(扉)を開けられないようロックを付けておく
・ドライヤーやヘアアイロンに触れてやけどした
⇒出しっぱなしにしない、使用後電源を切って
手の届かないところにしまう
<バルコニー>
・出入り口のサッシに指を挟んだ
⇒基本的に大人が出入りするとき以外は鍵をかけておく。
指はさみガードをつける
・灰皿にしていたジュースの缶の中身を飲んだ
⇒出しっぱなしにしておかない
・バルコニーから転落した
⇒踏み台や足をかける場所があれば、
乗り越えられる場合がるので注意
お家を建てた後に気を付けることで防げる事故もあれば、
家づくりの時に予め事故が起こりにくいつくりにすることもできます。
できるだけお子様の安全に配慮した家づくりを行うことが、
私たちの務めだと考えています。